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鳥凧師群像 <1> <2> <3>準備中





鳥凧師群像 <2>


■鳥凧との出会い  新潟鳥凧の会関東支部●井上義男

 去年10月6日、我孫子の手賀沼にある道の駅「しょうなん」へ行った帰り道、それまでは、あることは知っていましたが、たいして気にもしていなかった「凧会館」へ一度くらいはと思い立ち寄ってみました。入場してすぐ右手にあった関の宮師匠の鳥凧の骨組みを見てびっくり仰天。感動いたしました。それが「凧」だというので更に驚きました。関の宮吉衛という名前からして竹細工職人の作ったものと勝手に解釈。職人とは凄い仕事をするものだと感心いたしました。この時が「鳥凧」との出会いとなりましたが、もしもあの時、道の駅の帰り道、気紛れで16号国道を右折しなかったら、もし、300円を惜しんで凧会館に入らなかったら、多分皆さんとお会いすることも無かったし、鳥が「凧」だなんて思わなかったし、一年中凧に熱中している人がいるなんて思ってもみなかったし、夢にまで「鳥凧」が登場するようになるなんて思ってもみませんでした。
 人生って不思議なものですね・・・
 去年の10月に戻りますが、家に帰って早速凧作りの構想に取りかかりました。職人のような繊細なものは出来ないので、骨組みを太く大きなものを作るようにしました。図書館で鳥の図鑑を借りて、ホームセンターで竹材料を仕入れて、設計図なしで (正確に書けない) 制作に取りかかりました。
 ・・・10月17日、骨組みほぼ完了。10月21日、紙貼り完了。
 紙は破けずらい厚手の科学繊維の入った障子紙でした。今になって考えてみると、出来上がったものは鳥凧と言うより「垂直尾翼の無いグライダー」といった感じでした。それに羽の取り外しが出来ないため、車に乗せる事も出来ませんでした。「バカでかい物を作りどうやって運んで行くんだ」と身内の冷ややかな目を感じたりもしました。
 結局、これは糸目もつけてもらえず (付け方も解らず、ましてや一本の糸目で揚げるなんて考えられませんでした)・・・ やがて解体され、後に「くまたか」に生まれ変わることになるのでありました。
 そして、その後・・・ 平成15年7月27日、庄和町凧揚げ会場にて「丹頂鶴」の試験飛行に成功!! 関の宮師匠より「飛行姿勢が良い、羽のしなり具合が良い、微動だせずに安定している、鶴の姿が美しい、100点満点!! これなら新宿ガスビルに飾れる」と、過分なお褒めのお言葉を頂戴し、第一号の飛行認定書を頂戴いたしました。 ・・・以上、これはあくまで近況報告でありまして、別に自慢している訳ではありませんので、念のため申し添えます(^^)/
充分自慢して良いと思いまァーす(^0^)/ ■新潟鳥凧の会関東支部会報 vol.2 12月号より 編集/寺田屋





 <緊急速報> 寺田屋、今年度最大のスクープ!!
極秘入手!!  或る師匠の切ない戀文・・・

師匠 (だぁれだッ!!) 秘密メモ、ナイショで公開ッ ・・・ナイショだよ! 誰にも言わないでね(^^)

題して >>>>>「繭子に恋をした五十路の男」

 平成15年の夏であった・・・ 気品ある繭子に年甲斐も無く思いを寄せ、恋の病にとりつかれてしまった。チャンスを伺い、なんとか振り向かせようと知恵を絞るが相手にしてくれない。寝ても覚めても「繭子ッ! 繭子ッ!」
 或る日、風のたよりに成功率100%という <恋の魔術師> 茶谷氏を知る。繭子を口説き落とすテクニックを教えていただこうと、はるばる群馬県まで訪ねて行く。茶谷氏曰く「簡単な事! ダイヤモンドより高価な座繰り機と揚げ返し機を作ってあげればいいのだよッ」・・・ 早速その日から、繭子のために制作に取りかかる。しかし、なかなか思うようにいかない。日々家に閉じこもり、試行錯誤と制作を繰り返す。
 九月末、やっとのことで念願の座繰り機完成。恐る恐る繭子にプレゼント。 が・・・ しかし・・・ 賢い繭子は「イミテーションは嫌ッ!!」ときっぱり・・・ 断られた・・・ ショック・・・
 諦めることはできない!! 制作し直そうと決心!! またまた、連日深夜まで制作を続けた。繭子の為なら地の果てまでもと、思いは更に強くなり・・・ そして、12月。ついに完成。ギア比1対10の素晴らしい座繰り機だッ!! 自分でも惚れ惚れする出来!! 4, 5日ボーッと眺めては自己満足。これならば繭子の心をつかめる!!
 小雨降る或る日の夕方・・・ 繭子に歩みより、そっとプレゼント。そして、そっと触れてみる・・・ 優しい感触。丸みのあるしなやかな身体。胸が高鳴る。天にも昇る至福のとき・・・ 繭子の呼吸が次第に荒くなる。裾が割れ、白く艶やかな肌があらわになる。ここぞとテクニックを駆使! そして、二人はいつしか身も心も解け合い、二人だけの世界に身を委ねたのであった。   つづく(^^)


続きは、近日公開予定!! 師匠の運命やいかに・・・ 駆け落ちでもしちゃうのかなぁ・・・(**)









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